英語のコツ

留学と海外生活の経験を共有します。

留学1年目 - 初めての夏休み

大学の夏のクラス

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渡米時期がちょうど1995年の5月でしたので

 

初めての夏のクラスは、渡米時に経験していますが

 

大学の通常のクラスを受けたのが1996年の5月からで

 

それが初めての通常クラスを受けた夏期講習でした。

 

多くのアメリカ人の学生は

 

冬休みと夏休みは実家に帰り

 

夏の授業を受ける人は、少数派です。

 

この実家生活の中でアルバイトをしたりなど

 

とにかく楽しみます。

 

日本人は、一時帰国にそれなりのお金がかかりますし

 

冬休みにはクラスもなく、外国人の多くも一時帰国するので

 

その時まで一時帰国はとっておき

 

夏には、留学生の多くが夏のクラスを受講します。

 

初めてのクラスは心理学

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初めて受けた大学の講義は、自分の専攻の心理学、Psychology 101です。

 

米国では、101のような数字で、そのクラスのレベルを表します。

 

初めてのクラスで知ったことは、

 

  1. 予習の読書量が多い
  2. 教科書が図鑑並みに厚いものばかり
  3. 持ち帰るテストというのがある

読書量が多い

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大学から留学した私は大学で初めて知りましたが

 

基本的に図鑑のような教科書、予習の読書量が多いのは

 

現地校の小学校から普通にあります。

 

駐在の人で小学生の子供を持つ人は、

 

子供より大人の方が読書に苦労しています。

 

小学生だと大人の助けが必要なため

 

英語の教材を親も理解しなければならないからです。

 

心理学や社会学のような学問は

 

社会科学と呼ばれるカテゴリーにあたり

 

平均的に読書量が多い。

 

毎日数10ページの読書が必要とされる。

 

通常のクラスであれば、週2回のクラスだったりするため

 

読書のペース配分を案分することができるが

 

夏期講座は、毎日ある集中講座になるため

 

この読書を翌日までに終わらせなければならない。

 

それが社会科学専攻のきついところだろう。

 

教科書が図鑑並み

教科書を含め、日本の教科書や書籍は、似たような厚さだと思いますが

 

アメリカは、普通の書籍も図鑑並みに分厚く重いのがデフォルトです。

 

ただ、日本にいたころに想像したのとは異なり

 

学術書でも、非常に簡単な語彙で書かれてあるのが特徴。

 

難しい理論も、多くが中学生の頃までに学ぶ単語で構成されています。

 

日本語だと、専門用語も難しく聞こえますが

 

英語の専門用語は、複数の語彙で形成されている1つの単語だとしても

 

1つ1つの単語が理解できる簡単な単語で構成されていることが多いです。

 

なので、意味の予測が簡単なので、辞書を引く必要もないほど。

 

それが驚かされた発見でした。

 

持ち帰りテスト

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英語では、Take Home Examと呼ばれますが

 

教科書を見て、どれだけ時間をかけても構わないの

 

家に持ち帰りテストを解いて翌日持ってきてください

 

というテストです。

 

つまり、答えを見ていいので、質問に答えて下さい

 

ということです。

 

簡単じゃん!と思ったのも床の間

 

これが意外と難しい。

 

この類のテストは、全て記述式になっていることが多いです。

 

難しいから、Take Home Examになっているんだと悟りました。

 

どう難しいかということなんですが、

 

どこに回答が書かれているかが分からないほど

 

教科書のカバー範囲が広いのです。

 

持ち帰りテストは、よく読んで本を熟知した人でないと

 

結局解けないのです。

 

似たようなテストで、クラス内で教科書を見てもよいというテストもあります。

 

似ていますが、持ち帰りと違い、時間制限があります。

 

時間制限の中で、聞かれている質問の個所を

 

教科書から見つけなければいけないので

 

このテストも決して簡単なテストではありません。

 

カンニングは、難しいものなのです。

 

逆にいうと、通常のテストというのは

 

記憶から辿れるほど、簡単なものが選ばれているということです。

 

テストの結果

毎日、ライブラリーで教科書を読み、完全に理解ができていないながらも

 

決められた範囲は読書してきましたが

 

やはり教科書を見ながらでも、解答するのは難しかったです。

 

結果はDでした。

 

初めての正規クラスで、あれだけ英語に自信があった自分でも

 

惨憺たる結果でした。

 

日本でも求められている英語力は

 

英語でなんて書いてあるまでが目的だけれど

 

本国へ行けば、英語の中に広範囲で埋もれている事実を

 

見つけ出し、ピンポイントにシンプルに正確に記述することが

 

求められます。

 

前置きはいらない。

 

解答の個所だけ、正確に簡潔に。

 

この能力が身につくのは、正直帰国して

 

外資に勤めてからでした。