留学1年目 - 初めての冬休み
初めて見た腿まで埋まる大雪
今でも鮮明に覚えているのが
1年を終えた後の最初の冬休み、DCを何十年ぶりかに猛吹雪が襲いました。
日本では、関東近郊に住んでいて
恐らくDCとは緯度は似ているかと思いますが
それにしても関東では見たことがない猛吹雪。
映画で見る光景は、嘘ではないんだなと
その時思いました。
猛吹雪と書いたのは、その雪の量を表したかったからなのですが
横殴りの風が吹いていたわけではありません。
とにかくやまない大雪という感じです。
実は、この雪をアメリカで経験したのは
偶然にも私の米国への帰国が1日か2日早かったためです。
確か週末に大雪が降ったと記憶していますが
私は平日に戻ってきました。
そのあとに、雪が降り始めたのです。
その頃は、アメリカ人も実家からはまだ戻ってきていません。
海外留学生も実家に帰っていた人はまだ帰ってきていません。
まだ静かなままのキャンパスでした。
大学は1週間休み
多くの生徒は週末に戻り、月曜日から新学期に備えていましたが
雪の量が多すぎて大学は1週間の休校を通達しました。
生涯で休校を経験したのも、この時が初めてです。
今考えると、日本はどんな過酷な環境でも登校させてたなと
この時、世界の常識と日本の常識の違いの大きさに驚きました。
さて、日本人の同級生は飛行機が欠航で帰ってこず
アメリカ人の生徒も帰ってこれず
唯一開いていたのは、カフェテリアと構内にある売店です。
休校で暇なため、何もやれることがありません。
何をして過ごしていたかも覚えていません。
ただキャンパス内は、歩いた記憶があるので
腿まで埋まったことを記憶しています。
カフェテリアのサラダバーが…
多くの生徒が返ってこれないの同様、多くの従業員も大学にたどり着けません。
カフェテリアには、従業員が一人、二人くらいしか見当たらない状況。
多くの食事は、スタッフがいないため料理することができず
食べられるのは、サラダバーと食パンなど、料理がいらないもの。
唯一食べれるサラダバーをたっぷりと更に盛り、食べましたが
実に酸っぱい
腐っているのかなと思いながら
これを逃すと他に食べるものがないと
酸っぱいドレッシングをかけていると思えば食えると思い
全てを平らげました。
食パンでサンドイッチを作り
それもサラダを挟んで食べました。
人間、頼るものがなくなると誰しも逞しくなるものです。
1週間の休みは映画を見て過ごす
結局、何もできず、でもショッピングモールや地下鉄は稼働しているので
地下鉄に乗って映画館に行く毎日を過ごしました。
アメリカの映画館は、とにかく安いです。
また入り口が一つで、複数の映画館にアクセスができます。
正直、今でも複数見てよかったのかどうか疑問なのですが
当時は、暇すぎて、ここで映画をはしごしました。
あんなに映画が安いのに、興行収入がすごい高いのは本当に驚きます。
そういうエンタメ系は、留学したり移住した時に感じるお得な娯楽です。