英語のコツ

留学と海外生活の経験を共有します。

留学1年目 - 初めてのルームメイト

許せることが秘訣

ルームメイトを持つことが人生初でしたが

 

ルームメイトを持ちながら、4年間の大学生活を終える秘訣は

 

とにかく許せる理解力を持つことです。

 

どういうことかというと、

 

日本人は、世界的に見ても

 

潔癖でしっかりしています。

 

部屋もきれいに片付けない人でも

 

世界のそれと比較すれば

 

片付けているレベルなのです。

 

結論を言うと、

 

一緒に暮らしている人が、しっかり部屋を整理整頓する習慣を持っている確率は

 

決して高くないのです。

 

また女性でも、部屋がひっくり返っているのは普通です。

 

そういう部屋で生活することがストレスとなるのは

 

留学前に覚悟をしていなければなりません。

 

私のルームメイトは、幸い一人が潔癖で

 

もう一人は、いつも彼女のところにいて

 

返ってくるのは寝るときだけでしたので、汚れませんでした。

 

ラッキーな事例です。

 

知り合いのルームメイトは、散らかっていましたが

 

散らかっているレベルが、もう泥棒に荒らされたレベルです。

 

ゴミ屋敷という表現が近いです。

 

ストレスがたまる理由は

 

家族が一緒に住んでいる部屋であれば

 

あなたが片付けることもできるでしょうが

 

他人となると、触ることができません。

 

本人が片付ける気にならなければ片付きません。

 

許すというのは、散らかしたままの相手を許すと同時に

 

散らかしたままが許せないと思っている自分が

 

それを許してもいいということを許す

 

2つの意味が込められています。

 

基本的に人がイラつく時の原因は

 

外的要因は、トリガーとなっただけで

 

本当の怒りの要因は、怒っているあなたの心の中にあります。

 

許せない、または、不安、という心の状態が

 

防衛本能として怒りとして面に出して

 

相手を遠ざけようとしているだけなのです。

 

全ては考え方一つで解決します。

 

全てのことをチャンスまたはラッキーと思い込むことです。

 

これは、私がストレスだらけの環境で平静にいるために行きついた考え方です。

 

信仰心がないですが、厳しい環境にさらされた時は決まって

 

「神様がこの状況下で生き残ることが必要だと伝えている」んだと

 

勝手に解釈し、どんな状況に陥っても、自分には必要なことなんだと

 

思うようにしました。

 

基本的に、人は全てのものを「比較」で価値をつけたがります。

 

今の状況が悪ければ、次は今よりいいことがあると、

 

いいことと悪いことが交互に来るように感じます。

 

1年目のルームメイトが散らかす人なら

 

2年面は、今以上に散らかす人にはならない、と勝手に思い込み

 

その一年を乗り切るのです。

 

不思議と、「今ある状況で生き残る」と考えると

 

生き残れるもので、色々なものが許せるようになります。

 

2年目のルームメイトは、ケニア出身の黒人でした。

 

父親は、外交官というお金持ちのおぼっちゃまでした。

 

非常に性格もよく頭もよかったです。

 

3年目のルームメイトは、友人の多い白人の方でした。

 

彼はよく葉っぱを吸っていましたが

 

周りに強要することもなく、悪でもなかったです。

 

建築学部で、DIYが上手な人でした。

 

部屋に収納がないため、本棚がなかったのですが

 

壁にドリルで穴をあけて、即席の本棚を作ってくれました。

 

また私はプレステを持っていましたが

 

彼には自由に使っていい許可も出しており

 

彼の友達も私がいなくても自由にゲームを楽しんでいました。

 

お陰で、ルームメイトは私に良くしてくれるし

 

彼の友人も私に良くしてくれました。

 

日本人なら、自分のビデオゲームを勝手にプレイされたらと

 

腹を立てる人が多くいると思いますが

 

自分のものを勝手に使われるということは

 

海外では、超デフォルトです。

 

まず、潔癖を直せないと断言できる人であれば

 

1年目からルームメイトとは暮らさずに

 

多くのお金を支払ってでも、一人部屋を確保するか

 

アパートで外に住むかを検討してください。

 

自分の共有スペースを他人とどれほど共有できるのかというのも

 

成人への成長過程で期待されていることですので

 

日本での常識をまずは捨てて

 

海外の普通を受け入れていきましょう。