英語のコツ

留学と海外生活の経験を共有します。

米国でバンド - 初めてのレコーディング

ホームスタジオだらけのアメリ

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アメリカで音楽活動する場合でレコーディングをしたいなと思ったら

 

とにかくたくさんのホームスタジオがあるので

 

まずはどこでもいいので一つトライしてみましょう。

 

私たちがSpotifyで聞くプロのミュージシャンも

 

レコーディングのエンジニア自体は

 

こういうホームスタジオを持っている人が雇われて

 

レコーディングをしています。

 

言い換えると、自分が好きなアーチストのCDの裏に

 

レコーディングエンジニアの名前があるので

 

まずは検索してみて下さい。

 

今ならすぐに出てくるでしょう。

 

私は、最後のレコーディングをした時のエンジニアが

 

自分の好きなバンドのレコーディングをしたエンジニアでした。

 

そういう人たちは、色々とお得な情報を教えてくれますので

 

音楽活動をしている人は、試しに調べてみて下さい。

 

デジタルとアナログレコーディング

アナログとデジタルレコーディングの違いは、簡単にいうと

 

  1. デジタルは、間違えた個所のコピペができる
  2. アナログは、失敗したら、そのパートを全部最初からやり直し

今はデジタルしかないのかもしれませんが

 

始めてレコーディングしたスタジオは、アナログでした。

 

メリットデメリットがありますが

 

素人の耳では、デジタルレコーディングで修正した個所は分かりません。

 

でもプロが聞くとすぐわかります。

 

メジャーレーベルと契約しているアーチストのアルバムを聴いた

 

私のエンジニアが当時言っていたことですが

 

Maroon5のアルバムを聴いて、コピペばっかだな…

 

と言っていました。

 

それを考えると、QeenのBohemian Rhapsodyのオペラパートは

 

本当にすごい完成度高いです。

 

コピペがない時代にやっているということは、

 

あの個所を何度も取り直したんでしょうね。

 

極論を言いますけど、

 

今の時代は、技術が伴っていなくても

 

完成度の高い作品を作れるんですが

 

それをライブで同じように見たいと思って行ったら

 

あまり上手じゃなかったなんてことは普通にあります。

 

当時のバンド仲間がレコーディングエンジニアも兼ねていて

 

ブラストビートを叩くようなメタルバンドのレコーディングを依頼されました。

 

通常、そういうバンドのドラムはかなり上手なのですが

 

依頼してきたバンドのドラムは、全く叩けていない状況。

 

その最初にとった音をもとに、彼が音の長さ等を均等にデジタルで振り分けて

 

プロ顔負けの技術を持っているかのような曲を完成させたようで

 

疲れ果てていました。

 

いくらいいアルバムやシングルを完成させたところで

 

本人が叩けないのであれば、ライブ見ても人も集まらないと思います。

 

極端な例ではありますが、ライブをやらないなら

 

どんな曲でも作れてしまう世の中なのです。

 

レコーディングを経験したことで喜びMAX

お子さんがいる方は経験あると思いますが

 

子供がおもちゃ欲しいと言ったとき、欲しがっていたおもちゃを買ったけど

 

全然遊んでない

 

そんなこと沢山ありますよね。

 

子供は、手に入ることが喜びMAXなんです。

 

大人でもかばんや洋服を沢山持っていても

 

使わずに眠っているなんてことありますよね。

 

それも手に入ることが喜びMAXのいい例です。

 

当時、レコーディングをした私も

 

バンドというものを始めた15歳のころから

 

ずっとレコーディングをしてCDを出してみたいと

 

思っていたので、その夢がある意味、まずは叶ったわけです。

 

レコーディングした内容は、カバーも含めて今では

 

恥ずかしくて聞けないものばかりですが

 

当時は、それでも何度も聞いていました。

 

若気の至りですね。

 

マスタリングを知らなかった

レコーディングの音源は、DATテープというテープに保存されます。

 

レコーディングはいくつものレイヤーを重ねて一つの作品ができます。

 

ドラムのレイヤー

ボーカルのレイヤー

ベースのレイヤー

 

というように。

 

それを完成した際にレイヤーのないフラットな状態にして

 

CDに入るわけです。

 

ただ、レコーディング直後の音源は、音量レベルが低い状態になっています。

 

分かりやすく言うと

 

ステレオの音量の番号でいうと

 

普段3の音量で聞くとちょうどいい大きさなんですが

 

レコーディング直後の音源をCDに落として聞くと3では小さく聞こえます。

 

4とか5にしないと満足して聞けないかもしれません。

 

それを3の音量でも、他のCDと遜色なく聞けるように

 

音量レベルをあげるのがマスタリングとなります。

 

レコーディングエンジニアがマスタリングもやってくれるところもありますが

 

通常、マスタリングは、マスタリングをやっているエンジニアに

 

依頼することが多いです。

 

CDが手元にあるなら、CDの裏または歌詞カードのクレジットのところに

 

Mastered By 人の名前

 

とあると思いますが、それがマスタリングのエンジニアになります。

 

ここへ自分のレコーディングした音源を送り

 

そこでレベルを上げてもらいます。

 

マスタリングの後はCD制作へ

マスタリングまで終えたら次は、それをCDへ落として販売できる状態にします。

 

必要なのは、CDもそうですがパッケージです。

 

結論から言いますが、パッケージは外注してもらった方が格段にいいです。

 

CDが主流の時代は、ジャケ買いをしてくれる層がいたはずです。

 

そういう人たちに購入して貰えるチャンスでもあるので

 

アルバムデザインは、外注をお勧めします。

 

CDの制作も沢山業者がいます。

 

無名のアーチストが音楽活動に必要な情報を1冊の本にしたものがあります。

ソース画像を表示

それがMusician's Atlasという冊子です。

 

これには、

 

  • レコーディングエンジニア
  • マスタリングエンジニア
  • レコードレーベル
  • Venue(ライブ会場)
  • CD加工業者
  • エージェント(マネージャー業務)
  • 音楽業界の弁護士

メジャーからローカルまですべてが網羅されています。

 

私はこの中から外注先を選ぶこともありますし

 

楽器屋に行けば、こういう情報は沢山転がっています。

 

ジャケットが決まれば業者へ発注

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ジャケットが決まっていれば、それをもって発注

 

大抵、業者がジャケット制作のサービスも行っているので

 

そこに一緒に依頼するのもいいでしょう。

 

自分または友人に頼めるならそれでもいいでしょう。

 

言えることは、ジャケットの表紙は購買意欲の80%を駆り立てるものです。

 

ここが滑れば、一生滑ります。

 

CDを売る

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CDが完成したら、することは一つ、売るだけです。

 

これがなかなか売れません。

 

ライブ会場で買う人も殆どいません。

 

一番売れるのは友人経由だけです。

 

その中で、ローカルバンドのCDを売ってくれるサイトが唯一あって

 

CDBaby.com

 

というサイトです。

 

ここは、内容がどうであれ、ほぼ取り扱ってくれます。

 

バンド側から購入で仕入れて販売していたのか

 

ハンドは無償で提供して、丸々設けていたのかは覚えていません。

 

ただローカルバンドにとっては、CDで儲ける気はなく

 

認知を広げるのが第一優先であり、CDBabyに期待するのは

 

全世界に向けて売ってもらうことです。

 

国外にも販売してくれていました。

 

1度の5枚送って在庫してもらい

 

在庫がなくなったら、また在庫分5枚送ってください

 

と依頼が来てまた送るを繰り返します。

 

今では、iTuneとかありますからね。

 

誰でも売れるようにもうすぐなりますよ。

 

Copyrightを忘れない

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もしかしたら、これが作業の最後になるかもしれません。

 

Copyrightっていうのは、著作権ですね。

 

これは、日本にいると作品を作っていない人からすると

 

無縁ですが、一般の人が特許を取るように申請することができます。

 

また様々な種類のCopyrightを申請することができます。

 

バンドに関する内容で言えば、

 

  1. バンド名
  2. バンド名ロゴ
  3. アルバム名
  4. アルバムの各曲
  5. アルバムのジャケット

この辺りは、全てCopyrightが申請できたと思います。

 

ローカルバンドだと同じ名前のバンドが高い確率で存在します。

 

自分の近隣にいなくとも米国内の他のエリアか他の国にはいます。

 

そういうバンドがデビューをする際は

 

名前を変えてデビューする場合もあります。

 

ただ、バンド名は同じでもロゴが違うと違うバンドという認識にもなるので

 

バンド名とバンドロゴを申請する人は多いと思います。

 

大企業で会社名を変えたり、会社ロゴを変えたりするのを

 

たまに聞くと思いますが、

 

あのアイデアを外注で依頼する際に、かなり多額のお金を払って作ります。

 

それくらい、名前とロゴは大事なのです。

 

次に、アルバムにある1曲ずつのコピーライトを取ることもできます。

 

まず同じ曲名なんて、世界中を探すと英語であれば

 

沢山存在します。

 

カラオケボックスにいって、曲名検索すると

 

同じ名前の曲名がそれなりに出てきます。

 

その一つ一つを法的に区別するためにCopyrightを取ります。

 

ジャケットも然りです。

 

自分達のアルバムジャケットをインターネットから拾って

 

別のバンドが別のアルバムのジャケットにしたら

 

区別がつきにくくなりますよね。

 

なので、ジャケットもCopyright取ったりします。

 

プロの世界になれば

 

ジャケットとして市場に出回る前に

 

ジャケットを手掛けたアーチストがすでに自分でCopyrightを取っているでしょう。

 

でも、ローカルバンドは、誰からも守られていませんので

 

自分で守るために取っておくのはいいことだと思います。

 

さあ、これで、CDを販売する準備ができました。

 

後は、売る方法を探していくだけです。

 

次回は、売るために必要なことを書いていこうと思います。