英語のコツ

留学と海外生活の経験を共有します。

留学1年目 - パスポートが効かない世界

パスポートが年齢証明にならない

留学してから喫煙を始めたことがあります。

 

身分証明書を見せないと購入できないのですが

 

まだ運転免許証を持っていないので

 

パスポートを持って行ってました。

 

ヴァージニア州という保守的な州のスーパーでたばこを買うために

 

パスポートを見せた際、レジの人がマネージャーを呼びました。

 

その後、そのマネージャーに「この人似てないよね?」と

 

尋ねると、マネージャーは「確かに、似てないね」と答えているのです。

 

Fake IDのようにFake Passportを作っている国は多くあるかもしれませんが

 

日本のパスポートは、偽造が難しい世界からも信頼の厚いパスポート。

 

このパスポートも店長が写真見て、似てない、と一言いえば

 

たばこもお酒も買うことができないのです。

 

日本とは異なる世界かもしれませんね。

 

日本人は、政府のことは好きじゃない人多いんですが

 

省庁から発行されているものは何でも信じますよね。

 

米国は、省庁から発行されていようが何だろうが

 

それを確認した人が、これは本物ではないと判断すれば

 

何の効力もありません。

 

不思議な大国であります。

 

郷に入っては郷に従え、の言葉通り、そういう文化として理解をして

 

理不尽でも少数派で不利な立場にいる場合は

 

納得がいかないけれど、目の前の理不尽を受け入れるしかないです。

 

それも米国で学んだ重要なことの一つでした。

 

ここで重要なことは、パスポートが云々ではなく、

 

理不尽に立ち向かえば、傷を被るのはあなただけ

 

少数派は、多数派に抑制のきかない力でねじ伏せられます。

 

理不尽と分かっていても、それに耐えられるメンタルを持っておくことと

 

立ち向かうのであれば、それなりに法を絡めて知的に戦うのであればありです。

 

そういう友人もいました。

 

その場で勝利しますが、最終的にアメリカには不満がたまり帰国をしました。

 

米国に限らず、その場所に長いこといたいと思う場合は

 

その中に長くいる人のように振舞うことです。

 

米国は、既に数えきれないほどの国からの移民が住んでいます。

 

そこで生まれて住んでいるような振る舞いに見えると

 

不思議と嫌な扱いはされません。

 

前回お伝えした

 

「常識的に考えてあり得ない」

 

という考え方をやめさえすれば

 

理不尽なりにも納得して住めるようになるということを

 

覚えておくといいでしょう。